@article{oai:iwatemed.repo.nii.ac.jp:00008713, author = {菅原, 洋子 and スガワラ, ヨウコ and 片倉, 久美子 and カタクラ, クミコ and SUGAWARA, Yoko and KATAKURA, Kumiko}, journal = {岩手女子看護短期大学紀要, Bulletin of Iwate College of Nursing}, month = {Jul}, note = {淡水産藻類の1種である緑藻類,Scenedesmus sp.を液体無機培地の中で無菌的に培養しながら,その増殖曲線とこれらの藻類を含む懸濁液の透過率変動曲線の推移を観察することにより,藻類に対する合成洗剤の生態的影響調査を試みて,以下の結論を得た。(1)合成洗剤無添加の基本培地の中で,約1カ月間培養して求めた増殖曲線は一般的な増大過程を辿り,S字型の曲線を描くのに対し,透過率変動曲線は増殖曲線の推移とは相反した減少過程を辿る。(2)初め基本培地の中で増殖させておき,増殖過程の途中で0.1,1,10,100,1,000ppmの5段階の濃度区の合成洗剤を作用させたが,その増殖過程には合成洗剤の影響と認められるような顕著な変化が見られなかった。また,透過率変動曲線についても同様であった。加えて,培養開始の初めから5段階の濃度区に合成洗剤を混和した培地の中で藻類を増殖させて,培養開始時からの増殖曲線と透過率変動曲線の推移を追跡した結果においても,1,000ppmの場合を除き,対照区に比べて,著明な変化が見られなかった。しかし,肉眼的には高濃度区で合成洗剤添加後4~5日から藻類の腿色がおこり,また,光学顕微鏡による所見では10ppm以上の濃度区になると,この種に特有の4~8個体が連なった定数群体を作っているものの割合が少くなり,細胞の大きさ自体も小形化する傾向が観察された。}, pages = {17--22}, title = {合成洗剤が淡水産藻類に及ぼす生態的影響調査の試み}, volume = {1}, year = {1994} }